西暦733年、この地を訪れた吉備真備公(吉備真備公のことは、よく存じ上げませんが、確か、岡山県の吉備地方の有力な豪族で倉敷市の真備町に銅像があったかと思います)が建立したそうで、拝殿・本殿も大きくて立派でした。3月のはじめ、小雪の舞う中、まだ参拝者も私一人でした。すごく贅沢な気分を味わさせていただきました。
駐車場の神社側に大鳥居(写真①)があります。大鳥居をくぐると道が二つに分かれます。提灯がいっぱいぶら下がっているアスファルトの道(写真②)を選択(帰りはもう一方の道を通りました)しました。こういう参道を歩いていると、どのような社殿が現れるのかとても楽しみになります。曇り空でしたが、少し雪がパラついてきました。最後にくねくね上ると、随神門(写真③)が見えてきます。
写真①:大鳥居
写真②:提灯がぶらさっが参道
写真③:随神門
写真④は、随神門から拝殿をのぞいた様子です。拝殿に上がる階段を巫女さんが掃除しています。巫女さんの衣装は誰が考えたのでしょうか?白と朱色が国指定重要文化財の拝殿(写真⑤)に実に調和しています(と思います)。雪の降る中(写真で分かりにくいですが降っています)の掃除は寒くて大変だな~と勝手に思いやってしまいます。
拝殿にて、参拝し本殿裏手に。本殿の裏側(写真⑥)には、九つの穴があり、「こよみ」一白水星から九紫火星までの九星に相当するのだそうです。
さい銭と願い札を穴に投入れ、口をあてがい小声で神様にお願いをします。昔からの風習だそうです。
写真④:随神門からの拝殿
写真⑤:拝殿
写真⑥:本殿裏手
社務所で、御朱印をいただきました。
廣峯神社(ひろみねじんじゃ)
鎮座地:兵庫県姫路市広嶺山52
御祭神:素盞鳴尊(牛頭天王)
五十猛尊(射楯神)、奇稲田媛命(歳徳神)
足摩乳命、手摩乳命、八王子神
備考:別表神社
同じく牛頭天王を祀る京都の八坂神社も流石に立派ですが、廣峯神社もとても素敵でした。
この日の旅路
廣峯神社→兵庫県神戸護国神社(神戸市)→六甲八幡神社(神戸市)→船寺神社(神戸市)→敏馬神社(神戸市)→廣田神社(西宮市)→中山寺(宝塚市)→多田神社→(川西市)