宗像大社の御朱印旅

宗像三女神をお祀りする総本社、この三女神は、天照大神と素盞鳴尊の誓約によって生み出された神々です。三女神は、天照大神の命を受けて宗像の地に降臨され、鎮護国家、皇室守護、航海の神として信仰を集めています。宗像大社は、玄界灘に浮かぶ沖ノ島(沖津宮)に田心姫神、海岸に近い大島(中津宮)に湍津姫神、陸地(辺津宮)に市杵島姫神をお祀りしています。沖津宮は御存じの通り女人禁制、一般男性でも年に一度、毎年5月に200人程度の人が参拝できる程度でした。しかし、世界遺産に登録された今は、研究者を除く一般の人は全面禁止(2018年からだそうです)になってしまいました。そもそも、体力的(船酔い含め)、くじ運的(200人に入れない)にも沖津宮参拝は叶わぬことと思っていました。なので今回、せめて沖津宮遥拝所を参拝しようと思い大島へ行ってきました。


辺津宮:車を駐車場に停めて、大きな鳥居(写真①)をくぐり参道へ。参道右手に祈願殿(社務所もここでした。辺津宮の御朱印はここでいただきました)、正面に二の鳥居(写真②)が見えます。さすがに広そうです。更に進み、心字池をまたぐ神橋(太鼓橋)(写真③)を渡ります。そして、参道右手に祓舎、左手に手水舎、正面に神門(写真④)が見えてきます。神門を抜けると、拝殿(写真⑤)と本殿(写真⑥)です。こちらで、大島に渡る船の安全も含め参拝。写真⑦は、三女神が降臨されたと伝わる高宮祭場の入口です。高宮祭場はパワースポットだと思われますが、時間の関係で訪問を断念しました。

写真①:大鳥居


写真②:二の鳥居

写真③:神橋


写真④:神門

写真⑤:拝殿


写真⑥:拝殿と本殿

写真⑦:高宮祭場入口


 

中津宮:宗像大社辺津宮から車で10分程度で大島へ渡るフェリーターミナルへ(写真⑧)到着。駐車場も広く安心しました。写真⑨は、宗像本土と大島を結ぶフェリーです。大島は福岡県の最大の離島だそうで、11kmの船旅です。

大島のフェリーターミナルから中津宮の一ノ鳥居(写真⑩)までは数分でした。一ノ鳥居から参道を進み二ノ鳥居をくぐると正面に中津宮へ向かう階段(写真⑪)、左手に境内社である織女神社(写真⑫)があります。右手には牽牛神社があります。

写真⑧:大島へ渡るフェリーターミナル


写真⑨:大島と結ぶフェリー

写真⑩:一ノ鳥居


写真⑪:中津宮へ向かう階段

写真⑫:織女(しょくじょ)神社(境内社)


 

正面階段を上ると神門(写真⑬)です。神門を抜けるといよいよ中津宮の拝殿と本殿(写真⑭⑮)です。参拝を終え、拝殿に向かって左手の社務所で中津宮の御朱印と沖津宮遥拝の御朱印をいただく。そして、沖津宮遥拝所への道順を教えていただく。

写真⑬:神門


写真⑭:拝殿

写真⑮:拝殿と本殿


 

沖津宮遥拝所:いよいよメインイベント沖津宮遥拝所へ、中津宮で大方の道順を伺ったのですが・・・やはり、途中で地元の方に道を伺うことに。中津宮から歩くこと20分位でしょうか?沖津宮遥拝所への道標(写真⑯)がありました。道標の通り行くと、遥拝所が遠望できました(写真⑰)。そして、階段(写真⑱)を上って、遥拝所正面へ(写真⑲)。感激です。遥拝所の屋根の下には沖津宮と書いてあります(写真⑳)。うれしいです。遥拝所を参拝し、遥拝所の裏手へ。遥か向こうに沖津宮が鎮座しているのでしょうね(残念ながら沖ノ島も見えませんでした)。石碑(写真㉑)がありましたが、遥拝を示すものだとは思いますが残念ながらよくわかりませんでした。しばらく海を眺め、大島のフェリー乗り場へ戻りました。遥拝所は周りの景色とマッチしていてなんとなく素敵でした。

写真⑯:遥拝所への道標


写真⑰:遥拝所遠望

写真⑱:遥拝所へ


写真⑲:遥拝所

写真⑳:沖津宮と書かれています


写真㉑:何の碑でしょうか?

 

宗像大社(むなかたたいしゃ)

<鎮座地>

辺津宮(へつぐう)(総社):宗像市田島2331

中津宮(なかつぐう):宗像市大島1811

沖津宮遥拝所(おきつぐう):宗像市大島1293

<御祭神>

辺津宮:市杵島姫神(いちきしまひめのかみ、末女神)

中津宮:湍津姫神(たぎつひめのかみ、次女神)

沖津宮:田心姫神(たごりひめのかみ、長女神)

 

本日の御朱印旅

(福岡市)香椎宮→(福津市)宮地嶽神社→(宗像市)宗像大社