善寳寺の御朱印旅

漁業関係者、海運業の人たちから崇敬されてきた海の守護神である龍神様をお祀りする山形県鶴岡市にある大きなお寺。境内は様々な建造物が綺麗に配置されていて見事です。来てみて良かった~と思いました。


車を北駐車場に止めて、お寺に入る(写真①)。間口はそれほど広くないが、入口左手の参拝図(写真②)を見ると大きなお寺であることに気づきます。

正面に、十二支などの彫刻が施された総門(写真③④)があります。総門の手前の右手に龍華庵(写真⑤)と観音堂(写真⑥)が並んでいます。龍華庵は、善寳寺の前身である龍華寺の本堂だったそうです。

 

写真①:善寳寺入口


写真②:善寳寺参拝図


写真③:総門

写真④:総門の彫刻


写真⑤:龍華庵

写真⑥:観音堂


 

総門を入ると、左手に大きな五重塔(写真⑦)があります。高さが38mもあり立派です。漁師さん達が、海の生き物の供養のため明治26年に建立したそうです。中には、五智如来が安置されているとのこと。五重塔の手前には弥勒堂(写真⑧)があります。五重塔と弥勒堂の反対側(参道右手)には五百羅漢堂(写真⑨)があります。五百羅漢堂は、安政2年に建立され、中には531体の羅漢像が祀られています。北前船で財を成した商人たちの寄進だそうです。

写真⑦:五重塔


写真⑧:弥勒堂

写真⑨:五百羅漢堂


 

そして、参道正面には大きくて立派な山門(写真⑩)があります。こちらの山門は、仁王様ではなく、毘沙門天(写真⑪)と、韋駄天(写真⑫)が守っています。

山門を抜けると感應殿(本堂)へ向かう階段(写真⑬)です。この階段の途中で、切株の中の小さなお地蔵さん(写真⑭)が迎えてくれました。

写真⑩:山門


写真⑪:毘沙門天

写真⑫:韋駄天


写真⑬:本堂へ向かう階段

 

階段を上り切った正面に本殿(感應殿、御本尊は薬師如来)(写真⑮)があります。本殿に向かって左手に慈照殿(写真⑯)とその左手に僧堂(写真⑰)があります。本殿に向かって右手に授与所(写真⑱)があります。御朱印はこちらでいただきました。写真⑲は授与所から見た境内の風景です。

そして、本堂の裏手には龍王殿(写真⑲⑳)があります。開山の太年清椿大和尚が、文安3年(1443年)に、守護神の龍神様を祀るために創立したものだそうで、現在のものは、天保4年(1833年)に再建されたものだそうです。龍の王が住む竜宮城を模した建物だそうで、独特の形の建物です。

 

 

見どころの多い静で荘厳なお寺でした。

写真⑭:切株の中のお地蔵さん

写真⑮:本殿(感應殿)


写真⑯:慈照殿

写真⑯:僧堂


写真⑰:授与所

写真⑱:授与所付近からの見た境内


写真⑲:龍王殿

写真⑳:龍王殿


善寳寺(ぜんぽうじ)

山号:龍澤山

所在地:鶴岡市下川関根100

宗派:曹洞宗

 

御朱印:龍王守護

 

本日の御朱印旅

(鶴岡市)善寳寺→荘内神社→御城稲荷神社→鶴岡護国神社→金峯神社→(寒河江市)慈恩寺→寒河江八幡宮(同境内社高良・新山両所神社)→(河北町)谷地八幡宮