熊野皇大神社・碓氷峠熊野神社の御朱印旅

熊野皇大神社へ参拝しに来たのだがどうも様子がおかしい。もう一つ神社があるのかな~?と思っていたら、社殿が長野県と群馬県の県境に鎮座しているので、長野県側(熊野皇大神社)と群馬県側(碓氷峠熊野神社)にそれぞれ神社を設けているのだそうです。宮司さんもそれぞれにいらっしゃるようです。御祭神はどちらも同じだそうです(当然ですね)。知識がないまま伺ったので、雨の中、楽しく、興味深く参拝させていただきました。


上田市別所のお寺を巡ったあと、上信越道を走り、碓氷軽井沢ICを下りて、軽井沢駅、旧軽井沢の街中を通過し、くねくねと登っていくと左手に神社が見えてきました。その手前に駐車スペースがあったので、そこに停めました。今、これを書いていて知ったのですが、この駐車場は神社の前のお店「元祖峠の力持ち しげの屋」のものだったようです。ご注意を! 神社の駐車場は、神社の看板(写真①)に書いてありました。でも、この駐車場は群馬県側の神社の駐車場でしょうか?

ここまでのルート、神社の配置などは写真②を参照ください。赤い線がルート、オレンジで囲われた所が社殿、青い線で囲われた所が社務所です。神社を境に軽井沢の反対側は、森村誠一さんの「人間の証明」に出てくる霧積(キリスミ)なのだと思われます。この絵図は東西南北が反対ですのでご注意を。

写真①:神社の御由緒


写真②:神社の配置(この看板はしげの屋さんのものかも知れません?)


 

車を降りて、神社門前(写真③)へ。その入り口の中央足元に、ここが県境であることを示す標識がありました(写真④)。

階段を登りきると随神門です(写真⑤)。

随神門をくぐると正面に社殿(写真⑥)が現れます。

中央に本宮(ここが両県にまたがるのだそうです)、右側(上州側)に新宮、左側(信州側)に那智宮が鎮座しています。本宮拝殿前にはお賽銭箱が2つ置かれています。両方のお賽銭箱に同額を奉納して本宮を参拝。そして、新宮(写真⑦)と那智宮(那智宮)を参拝。

この神社の由緒は、写真①に記載されていますが、峠というのは、古代から神の座す場(万葉集でも伺えます)であり、恐れられ、崇められた場所だそうです。この地もそのような雰囲気のある神社です。 

写真③:神社の入口


写真④:県境を示す標識

写真⑤:随神門


 写真⑥:神社社殿(中央が本宮)

写真⑦:新宮


写真⑦:那智宮

 

参拝を終え御朱印をいただくことに。まず、今日の目的としていた熊野皇大神社の神楽殿(本宮に向かって左側、写真⑨)へ伺う。どのような形で御朱印をいただくのか分からずお伺いすると、両方の神楽殿でそれぞれの神社の御朱印がいただけるとのことでした。よって、向かい側の碓氷峠熊野神社の神楽殿にもお伺いし御朱印をいただきました。

 

参拝を終えて、遅い昼食を取ることにし、わざわざ、向かいのお店「しげの屋」に車を止めなおしてお店に入りました。9月の中旬なのですが、雨でもあり、1200mの峠だからか結構冷えます。暖かいうどんを食べました。おいしかったです。ここで、お借りしたトイレがとても綺麗でユニークでした。まるで外で用を足している感覚です。露天トイレの感覚でした。一部、床から天井までガラス張りです。

 


 写真⑨:熊野皇大神社神楽殿 

写真⑩:碓氷峠熊野神社神楽殿



熊野皇大神宮(くまのこうたいじんぐう)

鎮座地:軽井沢町峠町碓氷峠1

碓氷峠熊野神社(うすいとうげくまのじんじゃ)

鎮座地:安中市松井田町峠1番地

 

御祭神

本宮:伊邪那美命、日本武尊

新宮:速玉男尊

那智宮:事解男命

 

この日の御朱印旅の行程

上田市(生島足島神社→前山寺→龍光寺→北向観音堂→安楽寺→常楽寺)→熊野皇大神社(軽井沢町)・碓氷峠熊野神社(安中市)